鈴鹿可奈子氏インタビュー

朝から夜までみっちり学んだPreMBA

PreMBAは、語学留学で学んだ学校とはまったく異なる世界でした。語学学校が「英語を」学ぶところなのに対して、PreMBAは「英語で」学ぶところ、ブラッシュアップされた英語で議論できて当たり前の世界です。半年間で、マネジメント、マーケティング、ファイナンス、会計学とヒューマンリソースの5科目を、朝8時ぐらいから夜の8時までみっちり学びました。

クラスメートは年上の人がほとんどで、その多くが経営に携わっているような方ばかり。語学学校とは異なりネイティブの方も多くいました。授業で求められたのは、とにかく毎日、膨大な量のテキストを読み込んで予習してくること。授業が終わると急いで帰り、復習それから予習です。平日はそれこそ寝る時間も削ってひたすらテキストを読み、授業外の土日にはグループワークで議論することも。留学期間中はのんびり外出した記憶もないほど忙しく過ごしていました。

経済学については日本で学んでいましたが、経営関係についてはわずかに貸借対照表の触りぐらいしか勉強していなかったので、授業についていくのは大変だろうと覚悟していました。けれども逆に何も知らなかったから、素直に英語で新しい知識を受け入れることができたようにも思います。5科目の中でもっとも面白かったのは、ヒューマンリソース。この授業で学んだ内容は、後に経営に関わるようになって役に立ちました。