京大工学部受験 合不合の分水嶺

領域【1】【3】は合不合混在エリア

京都大工学部受験生の成績には特徴があるのでしょうか。代々木ゼミナールが2018年度京都大受験者から得た成績開示情報をもとに作成した、工学部の得点分布グラフを見ると、縦軸のセンター得点率で80~90%、横軸の2次得点率で50~70%に分布が集まっていることがわかります。

工学部入試のセンターと2次の配点比率は20:80でセンターの割合が低いのですが、合格のためには80%以上の得点率が必要です。また、2次では55%以上の得点率がないと、たとえセンターで85%以上とれたとしても合格にはならないことがわかります。拡大図の領域【2】【4】は合格者で占められていますが、領域【1】【3】は合不合が混在していて、太線が分水嶺と言えます。

工学部 受験者の点の取り方(センターと2次)

丁寧に解答を作る意識

センター試験終了から2次試験まで受験生には1ヶ月もの勉強時間が残っています。合格者(物理工学科)の教科別平均得点率を見ると、2次の英語と理科で7割近く得点出来ていることがわかります。例年、計算ミス、有効数字の桁数ミスなどの減点が重なり、後悔する受験生がいます。過去問、予想問題等を解きすすめるにあたり、見直しの時間を設け、日ごろからケアレスミスを無くす習慣をつけて欲しいと思います。句読点にも細心の注意をはらうほどの丁寧な解答作りを心がけてください。

工学部物理工学科 教科別合格者平均得点率