志願者数は3,167人マイナス、公立大後期出願が鈍る
文部科学省が2月15日に発表した国公立大確定志願状況によると、関西地区の志願者数は75,645人となり前年度より3,167人マイナスとなりました。今春は公立大への出願が鈍くマイナス分の83%にあたる2,629人の減少となり、そのうち2,099人が後期での減少となっています。センター試験主要3教科(国語・数学・英語)の平均点が下がったことで、公立大後期に見られる私大型(3教科型)での出願を控える受験生が増えたことも一因です。
滋賀県立大や神戸市外国語大は、私大型(3教科型)でセンター試験高得点が求められる後期の学科に志願者が減りました。また、奈良県立医科大は、後期で例年第1段階選抜を14倍で切っていることから、センター試験得点の下位層が出願をあきらめマイナス489人となりました。なお、医学部の志願者減は全国的な傾向でもあり、特に新設医大(医学部)のマイナスが目立ちます。