「医学部を語る〜東北編〜」イベントレポート(2017年夏実施)

選抜方式ごとの入試動向

一般選抜

前期日程における受験者数・実質倍率(表2)については、弘前大が大幅志願減により6.7倍となったのを除けば概ね3〜4倍程度です。後期日程においては2015、2016年度と実質倍率の低かった山形大の実質倍率が回復し、6.7倍となりました(2014年度は7.1倍)。

前期日程で東北大と福島県立医科大、後期日程で秋田大と福島県立医科大において、第1段階選抜が実施されており、センター試験の点数が重要になります。センター試験対策も疎かにできません。

表2 2015〜2017年度の東北地区医学科一般選抜方式の入試結果

表2 2015〜2017年度の東北地区医学科一般選抜方式の入試結果

特別選抜

特別選抜の実質倍率は一般選抜と同様の水準(3〜4倍程度)が続いています。前期日程しか募集がない大学が多いので、現役生の特権を生かし、チャンスを増やす意味でも推薦・AO入試も積極的にチャレンジした方がよいでしょう。センター試験が必要になる大学が多いので、センター試験対策も重要です。評定を上げ、センター試験で1点でも多く稼ぐことが必要になります。特別選抜入試を受験する場合であっても学科試験対策を最優先させることは言うまでもありません。

表3 2015-2017年度の東北地区医学科特別選抜の入試結果

表3 2015-2017年度の東北地区医学科特別選抜の入試結果