「医学部を語る〜北海道編〜」イベントレポート(2017年夏実施)

合格最低点及び得点率について

北大の合格最低点及び得点率

この表は大学発表の「センター素点の平均点」と「総合点最低点」を元に必要な2次試験最低得点を算出したものです。

2017年度はセンターの平均点はほぼ変化がなく、2次試験得点は大きく上昇し2015年度の得点に近くなっていますが、この過去3年間の得点差は、成績開示データをみると、2016年度の数学が難化したことが主な要因と考えられます。

こうした要因は年度によって異なる形で生じうるものでありそれに伴い最低点が大きく変わる場合があるので、ある年度の得点だけで合格の基準を設定してしまうのは危険です。目標はセンター+2次で80%以上の得点と定めておくのが良いでしょう。

札医の合格最低点及び得点率

札医は、総合点の最高点・平均点・最低点のみの発表のため、平均センター得点と平均2次得点率は、成績開示データから推測しています。

センターは、2016年度とほぼ同じくらいの水準なので、2次試験の学科得点が約20点下がったと考えられます。要因としては、単純に2次試験の難易度に変化があっただけではなく、出願者の大幅減により、受験者の学力にも変化があったとみられますが、そうした推移とは別に目標はセンター+2次で75%以上と定めておくのが良いでしょう。

旭医の合格最低点及び得点率

旭医はセンター、2次試験、総合点それぞれの最高点、最低点、平均点を公表しています。

前期日程については、2015~2017年度の3年間はセンター平均、2次・総合点の最低点にほとんど変動がありません。入試の難易度や受験者層に大きな変化はみられないと考えられます。

また、後期日程については2016年度入試において6割を下回った最低2次得点が約65%まで上昇しました。理科の難化等の影響があった2016年度からおおよそ例年通りに戻ったとみられます。

目標として定めておくべき得点率は、前期ではセンター+2次で77%~80%、後期ではセンター+2次で82%~85%が良いでしょう。