北海道大学 医学部医学科合格 N・Tさん(札幌南高校卒業)

Q.合格発表の思い出はありますか?

合格発表は、直接大学に見に行きました。昨年まではインターネットで見たのですが、今年は試験に手ごたえがあり合格できるだろうという気持ちが強かったので、そうしました。また、合格してもそうでなくても受験は今年で最後にするつもりだったので、誰かに知らされるのではなく、直接自分の目で見て結果を知りたいとも思っていました。結果的に直接見に行き、自分の目で確認できたことで喜びもひとしおでした。

最初に合格を知らせたのは母です。合格発表会場から電話をしたとき、合格を知った母親は電話の向こうで叫んでいました(笑)。ずっと家族は応援してくれていましたから、やはり喜んでもらえたのは嬉しかったです。

Q.受験生の間、一番キツかったこととその理由を教えてください。

医学部は高い総合点が求められますので、得点の伸びない科目を得意科目でカバーする、というのは限界があります。僕は国語と社会が苦手でしたが、苦手科目でも得意科目と同じような水準まで得点を上げなければいけないのは大変でした。浪人が決まったとき、何が原因で合格できなかったかを振り返ると、やはり国語と社会の得点不足だったんです。苦手ですからもちろん勝手にやる気が湧いてくるわけもなく、なかなか得点の伸びない苦手科目に諦めず取り組み続けるというのは大変なことでした。

また、浪人をしている期間は誰でもそうだと思いますが、スランプはありました。ただ、スランプの期間ももちろんつらいですが、僕の場合はそれを抜けて勉強がはかどるようになったときに「あのスランプの期間にきちんと勉強できていれば、今頃もっとできるようになっていたのではないか」と考えてしまうんです。そういう気持ちを跳ねのけて、また勉強を続けなければいけないのは精神的に結構つらかったです。

Q.楽しかったこと、タメになりそうなこと
僕は代ゼミに入学するまでは他の予備校に通っていたのですが、今年は思い切って代ゼミに変えました。代ゼミの講師に教わる中で、今までわからなかったことができるようになったり、できていたつもりのことでもよりわかりやすい解法に出会えたりして、やる気をキープしたまま合格にたどり着くことができました。確かに浪人はつらいですが、その中でも試行錯誤していると少しずつ自分の成長が感じられて、それが模試の点数に反映されていい判定が並ぶようになるのは楽しかったですね。
Q.勉強面以外で気を付けていたことはありますか。

現役生の時、センター試験の2日間は高熱を出したまま受験したんです。親に熱が出たことを言ったら受験させてもらえなくなると思い、はっきりとした症状は誰にも伝えないまま受験しました。試験会場では窓側の座席でしたが、試験監督が休み時間のたびに窓を開けて空気の入れ替えをするのが寒くて寒くて。もちろんセンター試験はさんざんな結果で、2次試験での挽回も難しいほどの得点だったので2次対策にも力が入りませんでしたね。

それがあったので、浪人している間は体調にとても気を使っていました。周囲に先がけて10月頃からマスクを着け始めていましたし、食事も一日三食必ずとり、睡眠も十分とるようにしていました。そういう点は親のサポートなしには成り立たなかったので、有難かったです。

Q.大学に入学してから、楽しみにしていることを教えてください。

専門的な勉強ができるのは楽しみです。どんなことが学べるのか、大学の授業がどういうものなのかを今から楽しみにしています。

僕は将来病理医になりたいと思っているので、そのための勉強には力を入れたいです。浪人をきっかけに自分が医師になって何がしたいのかをもう一度考え直したとき、どの診療科にもない病理医のおもしろさに惹かれました。患者さんを直接診るとき、医師と患者さんは一対一ですが、病理医は対象をじっくり調べ研究した成果として、多くの人を救える可能性があります。そういう点で病理医に憧れをもっています。あまりメジャーな分野ではありませんが、入試の面接でも病理医を目指していると正直に伝えました。

Q.医学部を志望する後輩にエールをお願いします!

医学部は簡単に入れるものではないので、なりたい!と思ったときから努力を始めるべきです。このイベントが終わったら、部活を引退したら、と先延ばしにするのではなく、なりたいと思い始めたときからコツコツ努力してほしいです。

特に北大は、総合大学で他学部と入試問題が同じなので難易度が低いと思われがちですが、そこで全国から集まる受験生に差をつけるためにはミスせず、早く、1点でも多く得点を稼がなければいけないという難しさがあります。決して油断してはいけません。

がむしゃらに勉強していると1年間はとても早いです。時間を無駄にしないよう、一日一日を大切にして頑張ってください。