札幌医科大学 医学部医学科合格 K・Sさん(北嶺高校卒業)

Q.合格発表から1か月ほどたちますが、合格発表から今日までどのように過ごしていましたか。

合格発表当日は、実際に大学まで掲示板を見に行きました。ただ、決して自信満々だから見に行ったわけではありません。もう今年で受験は終わりにしようということは決めていたので、合格発表は自分の目で確かめに行きたかったのです。掲示が貼り出されてからもしばらくは決心がつかず掲示板の近くをうろうろしていたのですが、発表時刻が過ぎると代ゼミの担任や家族からひっきりなしに着信があり、意を決して掲示板の前に立ったのを覚えています。

合格がわかってすぐに友人と喜びを分かち合いたかったのですが、合格発表があった2月冒頭は一足先に大学生になっている友達は定期試験の真っ最中、一緒に浪人した友達はまさにこれからが受験本番という時期でした。ひとりでスキーに行ったりしているうちに、喜びも落ち着いてきましたね。

最近は、札幌医科大学に現役合格した高校時代の同級生や、先輩たちに会ってお祝いしてもらったり、詳しく大学の話を聞かせてもらったりしているのですが、思っていた以上に大学1年のカリキュラムは厳しそうです。僕のイメージでは大学1年生といえば、アルバイトをしたり、旅行に行ったり、受験から解放されていろいろなことができると思っていたのですが、また4月からも勉強漬けの毎日になりそうですね。ただ、実際に通っている先輩たちならではの定期試験の切り抜け方だとかアドバイスを教えてもらって、少しずつ大学生活が見えてきました。

Q.なぜ推薦入試を受けようと思いましたか?

僕は現役生のときも札幌医科大学の推薦入試を受験しました。しかし昨年は早く受験を終わらせたいと思うあまりに推薦入試対策に力が入りすぎ、一般入試のための勉強はほとんど捨てるという賭けに出てしまいました。特に高3の2学期からは面接練習を毎日やったり、総合問題のためにいろんな知識を詰め込んだりと推薦入試対策ばかりの毎日で、一般入試向けの勉強はほとんどしていませんでした。結果、センター試験で札幌医科大学の推薦出願のラインをぎりぎり超える程度しか得点できず、不合格。一般入試は他大学の医学部医学科ではないところを受験しましたが、やはり2次対策をほとんどしていなかったことが致命的で不合格に終わりました。

今年も幸い高校から推薦をいただくことができたので、チャンスを増やすために受験を決め、二度目の挑戦で合格することができました。

Q.推薦入試には面接試験がありますが、どんな対策をしましたか。

集団面接の対策は、高校のときに同級生とあまり緊張感のない練習をしただけだったので、代ゼミで実施している模擬面接練習に4、5回参加しました。練習は同じく札幌医科大学の推薦を受験する人や、他大学の医学部医学科を受験する代ゼミの生徒が集められて本番と同じ形式で行われるので、とても緊張感があり、学ぶことも多かったです。

面接試験は、数をこなせば絶対に誰でもできるようになると思います。僕はもともと人前で話すのが得意というわけではありませんが、高校の時に誰にも負けないくらい個人面接の模擬練習をこなしたので、試験前日も全く緊張しませんでした。大切なのは、練習をただ繰り返すのではなく、模擬面接を行うたびに自分の発言を振り返り、次の練習のときに活かすことです。「あの時あれも言えればよかった」「次はこれも言えるようにしよう」と反省しながら何度も練習しているうちに、自分の言いたいことが確立されてくるのです。自分が伝えたいことがきちんとできていると、誰が相手でも、練習と全く異なる質問がきても怖いことはありませんでした。

Q.受験の中で一番つらかったことは?

推薦入試受験者ならではの葛藤があり、それがつらかったです。

札幌医科大学の推薦は高校から推薦できる人数が決まっており、まさか浪人した自分が推薦はもらえないだろうと考えていたので、一般入試一本でいくつもりで毎日頑張っていました。代ゼミの2学期が始まった頃に高校から推薦がもらえることになったのですが、そのときも前の年の失敗を思い出して、あくまで推薦入試はおまけで、一般入試で合格できる学力をつけるように頑張らなくてはと勉強に集中するようにしていました。しかし、推薦入試が近づくにつれ、推薦入試で合格できたらすごく楽だな、早く受験が終わった分いろいろなことができるな、という夢を描き始めてしまい、だんだん勉強が手につかなくなってしまったんです。

一般入試対策だけをがむしゃらにやっていたときに比べ勉強のペースも落ちてしまい、その時期は自分との闘いの時期でした。前の年に推薦対策ばかりやっていて結局うまくいかなかったことを思い出し、同じ失敗はしないぞという気持ちを強くもって乗り越えました。

Q.医学部を志望する後輩にエールをお願いします!

月並みですが、僕は努力すれば必ず道が開けるということを、医学部受験を通して実感できました。正直なところ、僕は医学部を志望しながらも、自分が医学部に合格できるのか、医師に相応しいのかというところにずっと自信を持てなかったのです。小さい頃から英才教育を受けていたわけでもないし、中2で転入した北嶺高校(※中高一貫校)では周囲の同級生のポテンシャルが物凄く、医学部に合格できるのはやはりこういう人なのだろうか、自分はこの人たちに勝てるのだろうか・・・と思っていたこともあります。

しかしそこで諦めずにコツコツ勉強することで成績はちゃんとついてきたし、浪人したこの1年間の努力も合格という形で報われました。諦めずに努力することで道は必ず開けるものだと思います。皆さんも自分を信じて頑張ってください。