京大法学部(後期)出願前に知っておきたいこと

志願者数は隔年で増減を繰り返す

法学部特色入試は後期日程として実施されます。志願者数と志願倍率は隔年でアップ・ダウンが繰り返えされ、2020年度はダウンの年となり志願者352人、17.6倍といずれも前年度より下がりました。

1次選考では募集人員の15.0倍を目安として合格者を決定するとされています。例年、志願倍率は15倍を超えていますが実際は緩和して実施されていて、2020年度ではほぼ全員が1次通過しています。

最終倍率は3~5倍程度まで下がる

京大法(後期)特色入試

2次選考では、1次合格者から受験生が大幅に減少し、初年度(2016年度)を除くと毎年欠席率は70%前後となっています。また、入学辞退者が出ることも想定し、最終合格者は募集人員より2、3人水増しして発表されています。最終の受験倍率(2次受験者÷最終合格者)は3~5倍程度にまで下がりますから、当初の志願倍率が高いからと言ってあまりその数値にとらわれる必要はありません。

2020年度は志願者のほぼ全員が2次受験できたとあって、2次欠席者が減少し受験者は前年比39%増となりました(前年79人→110人)。

2次選考は小論文(100点)と共通テスト成績(270点)です。共通テストの影響度は73%ありますが、過去のセンター試験の場合、皆がハイスコアなので僅かな差しかつきません。まずは共通テストで取りこぼしの無いように250点を目標に得点し、その上に小論文のスコアがどれだけ積み重ねられるかで合否が決まることになります。

京都大法学部(後期)選考結果