京大志願者が多い地区(2020年度一般入試)

地区別志願者 近畿以外が半数超、関東、中部が続く

志願者の地区別割合(一般入試前期)

京都大の地区別志願者割合(出身高校等所在地による)は、近畿地区(48.6%)で5割弱と高く、それに関東地区(18.5%)と中部地区(15.9%)が続きます。東京大では関東地区の志願者が約6割を占めているのと比べると、京都大は地元以外からも受験生が集まっていると言えます。

志願者の多い都道府県は(500人以上)、①大阪府(1,221人)、②兵庫県(760人)、③東京都(685人)、④京都府(667人)、⑤愛知県(612人)、⑥奈良県(501人)、となっています。近畿地区の府県の中に東京都と愛知県が食い込んでいて、それぞれ関東、中部の地区志願者の多数を占めています。

東京都では、文系学部への志願者が多く、半数にのぼります(348人、50.8%)。「自由の学風」に憧れをもち主専攻と副専攻の制度がある総合人間学部、古都・京都で伝統的文化や歴史を身近に感じながら学べる文学部、など関東の大学に無い魅力を京都大に感じる受験生も少なくないと思われます。

入学率は地方が健闘

入学率(入学者÷志願者で算出)の高い上位10地域を見ると(島根~茨城まで)、近畿地区以外の県が9県を占めています。入学率71.4%の島根県では出雲高校、51.0%の福井県は藤島高校など、各県の公立伝統校が確実に合格者を輩出していて、京大志望者への手厚い進路指導がなされていることが伺えます。

都道府県別入学率 高い順(一般入試前期)

医学部医学科は近畿が強い

医学部医学科入学者数の地区割合(一般入試前期)

最難関の医学科入学者は近畿4府県(兵庫、奈良、大阪、京都)でほぼ7割の寡占状態となっています。最も多い兵庫県(40人)では灘、甲陽学院といった先輩合格者も多く、指導経験も蓄積されてる私立高校の存在が数字を固めています。

2020年度は、奈良県の躍進が目につきます(前年11人、10.5%から16人、15.1%に)。これは東大寺学園と西大和学園での合格者が増えたことが理由です。医学科に関しては、公立校より中高一貫の私立校が圧倒的優位と言えます。