志願者数・志願倍率

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2016年度の志願者数

2016年度の志願者数は、前期日程の合計では2015年度よりも166名、率にすると2%弱の減少となりました。

後期の募集が全科類(理科三類を除く)の一括募集となった2008年度以降でみると、2012年度までは前期の合計で概ね9,800人から10,000人の範囲で推移していましたが、2013年度以降は9,300人から9,400人程度の志願者数にとどまっています。理由としては、受験人口総数の減少や、難関大学を敬遠する安全志向などが考えられます。安全志向については次の項目でも述べますが、第1段階選抜の不合格を回避するために東大以外の他大学に出願している傾向もうかがえます。

2008年度と2016年度で、文科合計の志願者と理科合計の志願者を比較すると、文科の合計はこの8年間で約17%も減少したのに対し、理科の合計は約6%の減少にとどまっています。東大前期の志願者数が以前よりも減少傾向にあるのは、主に文科での減少が要因です。

後期の志願者数は、近年3,000人程度で推移していました。2016年度からは後期の募集は廃止され、代わって推薦入試が開始となりました。推薦入試初年度は、募集人員100人程度に対し、志願者数は合計で173名、倍率も2倍を切る状況でした。(図表①参照)