2016年度 京大合格者座談会(代ゼミ生・Y-SAPIX生)

今春代々木ゼミナール・Y-SAPIX から京大に合格した4名の先輩たちの座談会をご紹介します。日々の勉強法や生活習慣などを、自身の入試対策に役立ててください。

座談会参加者(以下敬称略)

  • 尾方司貴さん(理学部/筑陽学園高校・代々木ゼミナール出身)
  • 中村俊輔さん(工学部/天王寺高校・代々木ゼミナール出身)
  • 若林まりもさん(農学部/天王寺高校・代々木ゼミナール出身)
  • 山万純さん(経済学部/洛南高校・Y-SAPIX出身)

京大への志望を決めたのは、いつ頃でしたか?

尾方

僕は、小学校高学年の頃から理工系の事柄に興味を持っていました。両親が京都大学を好きだったので、自然な流れで京大を目指すようになったんです。

実際に志望を決めたのは、高校2年生の頃ですね。受験にあたって、いろいろな大学を調べたのですが、やはり、京大がおもしろそうだと感じました。折田先生像とか、コスプレみたいな卒業式とか、すごく自由でいいですよね。それに自分が目指す研究分野にも強くて、良い環境が揃っているという点も志望の決め手になりました。

中村
僕は、小学校高学年か中学生の頃に、京大の松野教授が開発されたレスキューロボットを見たんです。それが忘れられなくて、自分も京大に入ってロボット開発に携わることができたらと考えるようになりました。でも、すごく勉強ができるというわけでもなかったので、自分の学力じゃ無理かな?とも思っていたんです。結果、こうして無事に入学できたので、目指してよかったなと感じています。
若林

私の場合は、お二人とは少し違っていて、周囲に流されてここにいるという感じです(笑)。高校時代、周りの友達に京大を目指している人が多くて、それで影響されちゃったんです。でも、先生や先輩に京大のいろんな話を聞いて、“京大って、おもしろそうやな”と感じました。

また、農学部に決めたのは、扱っている分野が幅広かったからです。もちろんひと口に農学部と言っても学科で分野は分かれますが、工学寄りのものから、もっと基礎に近い理学系のもの、さらにいろんな応用をする経済学的なものもあります。私は興味の対象が広くて、まだ自分で分野を絞り込めなかったので農学部を選びました。

私も若林さんにちょっと似ているかもしれません。高校1年生のときに友達と“オープンキャンパスに行こう”という話になって、京大を訪れたんです。そのときにキャンパスの雰囲気がすごく良くて、おもしろそうだったのが印象的でした。

経済学部に志望を決めたのは高校2年生のときです。数学が大好きで数学ができるところに進学したいと考えていたのですが、理科は壊滅的に苦手で(笑)。理系となると理科ができないわけにはいきませんから、文系で数学ができるところを、という基準で経済学部を選びました。

若林
私も、オープンキャンパスは何度も行きましたよ!実は毎年、いろんな学部を覗いていて、高校1年生のときは看護、高校2年生のときは総合人間学部を訪問しました。総合人間学部も、幅広い分野を扱っていて、すごくおもしろそうですよね。