東京大学文科三類合格 S.Aさん(横浜雙葉高校卒業)

受験勉強についてどのような工夫をしていましたか?
英語の学習について

リスニング

東大の2次試験のリスニングは得点源にしたいと考えていたので、高校3年生の夏からほぼ毎日取り組んでいました。

Y-SAPIXテキストの長文音声などを使ってシャドーイング(英文音声を聞き取りながら少し間をあけ追いかけるように声に出す練習)やディクテーション(読み上げられた英文音声を書き取る練習)を、1日に30分程度練習するようにしていました。

どうしても時間がとれない場合は10分だけ、何があっても1つの長文を2回はくり返して聴く!という感じで継続していました。

語彙

高校1年生のときから、知らない単語は文脈から推測するという方針で勉強を進めていたんですが、それでは長文があまりうまく読めていないという実感が正直ありました。

そこで高校2年生になって英単語をある程度集中的にインプットしてみたところ、この調子でいけば長文が読めるかもしれないと思えるようになりましたね。電車内の通学時間などのスキマの時間を使って覚えていました。一つひとつの英単語をじっと見つめるのではなく、短時間で数多くの単語にざっと目を通すことを1冊の単語帳のなかで何周もくり返すようにするのが効果的だと思いおすすめします。

このようにして自分の中で語彙がある程度蓄積されてからは、長文内の語彙の意味推測がスムーズにできるようになった気がします。

英作文

高校で使用していたテキストや例文集をまずは頭に入れ、Y-SAPIX授業ではそれを使って実際に演習をするというサイクルで勉強していました。Y-SAPIXでは主にアウトプットを中心として、より実戦的な力を身につけることができたと思います。

さらにY-SAPIXの先生による英作文の添削もたくさん受け、そうした積み重ねにより自信を持って入試本番に臨むことができました。

秋元さんが当時使っていたY-SAPIX授業ノート
当時使っていたY-SAPIX授業ノート。後から復習しやすいようにポイントが見やすく簡潔にまとめられている。
講師からのメッセージ

高校2年生の冬から担当させていただきましたが、すでにそれまでの間に基本がかなりできていたので非常に教えやすかったですね。英作文の添削も基本的な文法の誤りなどについて赤ペンで真っ赤にして返却することはありませんでした。そこで反対に、よく書けている答案に対しては時に要求の高いコメントを書いてさらなるレベルアップを促しました。着実に力をつけ、英語については安心して見守ることができました。

(Y-SAPIX英語科担当講師)

受験勉強についてどのような工夫をしていましたか?
センター試験対策について

科目により対策を始める時期が違いました。苦手としていた国語は、高校3年生の春から1〜2週間に過去問1年分というペースで解き進めていました。早い段階から演習をコツコツ積んでいたからこそ、直前期での最後の伸びがあったのだと思います。それと、速さや慣れが必要な数学については、高校3年生の秋から週に過去問1年分をコンスタントにこなしていました。

センター試験直前の1月は、毎日全科目の問題演習をやっていましたね。各科目試験時間を本番よりも短めに設定して緊張感をもちながら取り組んでいました。毎日朝からセンタープレテストをやっている感じです(笑)。全科目終わった後の夕方以降の時間は、その日解いた問題の復習やこれまで受けてきたセンター模試の復習にあてていました。