東大数学の特徴と傾向分析・学習アドバイス

試験概要

配点 文科 80点/理科 120点
試験時間 文科 100分/理科 150分
大問数 文科4問/理科6問

Ⅰ 東大数学の特徴と傾向分析

問題の構成は、文科が大問4題、理科が大問6題であり、いずれも単純計算では1題あたりにかけられる時間は25分です。また問題はすべて記述式で、解答用紙は理科第3問・第6問の2題に限りB4用紙1枚程度、他はB5用紙1枚程度です。ただし、必ずしも理科第3問・第6問の問題だけが長大というわけではなく、他の問題においてもB5用紙1枚に収めるには解答用紙はかなり狭いと言えます。

内容面に関しては、ここ数年の難化の傾向に歯止めがかかり、2016年度の合格者得点率は文理ともに6割を超えていました。「難易度の高い問題」から「取り組みやすい問題」に転化したと言えます。「冷静に考えれば十分解き切れる問題」を見抜き、これらを取りこぼさないことが重要です。